金木犀お題 ネタ(香アオ・アニメ櫂アイ・漫画櫂アイを書く予定…だったが、多分、香アオで終わる…これ自体も終わるか怪しい)
【香アオ】
二人で出歩いていた時?スイミングの後食事、その後店を出た時とか
金木犀の香りに気がつくアオ。
「すごく、良い匂いですね。…そういえばここ数年、この匂いを嗅いだ気がしないな……ええと、何て言いましたっけ、この花…」
「ここ数年、学校に缶詰状態だったしなあ…学校以外に行った場所って、寮位だったし…」
「それは、帰る場所の間違いだろうが」
「え?間違ってないですよー。学校に住んでたようなものですし」
当たり前の顔で(至極当然と)答えるアオトが、いかに研修医としての生活に打ち込んでいるか、思い知らされるのはこんな時だ。
身を削るほどの、打ち込みようなのは、普段の言動が示す生真面目さから考えても妥当な筈だ。
こうしてスイミングの為に外へ出る事は、棲家が学校と言い切るほどに医者としての責務を果たそうとするアオトにとって、負担になりはしないのか。
そんな考えが頭を掠めた。[こんな常識的な事を香山さんが考えるか? 要考]
「」
スイミングの後、外に出た時に金木犀の香りに気が付く
金木犀が好き~という会話
唐突に食事に誘う香山氏 「中華料理は食べられるか?」
食事の際に金木犀茶を頼む
食後、会計時 金木犀茶 お土産用を購入(購入している所は見せない)
「寮で飲めばいい」
「え?」
「茶なら、いつでも香りを楽しむことが出来る」
金木犀の、まとわりつくように全てを覆い尽くすかのように重苦しい程の、酷く甘い、あまい、匂い。(むせ返る程の?)
冷え始めた夜気に混じり、細く開けた窓から密やかに忍び込んで這いより漂う。
体臭と混じり合い絡み合うその匂いを、肺腑の中に染み込むほどに、深く、深く吸い込む。
この香りのするお茶を淹れる時、僕は、重く痺れる気怠さを含んだ悦楽を想い出すに違いない。
この人は、それを分かっていて、くれたのだろうか。
そうならばいいのに。
僕に、この人を忘れさせないため、束縛するためであれば良いのにと、また深く、まとわりつく甘い夜気を吸い込んだ。
昼 健全バージョン→夜 いかがわしい+アオトさん執着END な感じを自然な感じで流せると良いなぁ。…という希望的観測を人ごとのように考えています。

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