電車内、偶然香を見かけるアオ、近づく。なかなか発展しない会話ながら続けるうちに、体軸の全くぶれない香にアオ気がつき感心、自分はぐらぐらしているので気がつく。
「揺らがないですね?」
「特段何をしているわけでもない。体(たい)を落としていれば良いだけだ」
「タイを落とす?」
「……」
大きく揺れる電車にぐらついたアオ、香の方へ倒れ掛かる。
(仕方ないな…)的なため息、香右、アオ左?アオの右腕を掴んで支える香。
「体の中心に一本軸が通っていると意識しろ」
「えっ?」
「いいから聞け」
「その中心は、丹田…鳩尾にある」
「丹田から頭部へ向けての筋はまっすぐ保つ」
「軽く脚を開け。右足と左足を前後に心持ちずらす。足先は外向きに開いてみろ。膝を少しかがめて、柔らかくいつでも動かせるように保つ」
「丹田から上部の重みを、そのまま脚部へ落とし込むような感覚で、膝を落とすんだ。
重心を下に持っていく…脱力するような状態になれ」
「は、はい…???」
「やってみろ」
「はい…」
「うわわ!?」
「そうじゃない。…腕に掴まってみろ。そのまま体重を足元へ落とし込むイメージだ」
「////し、失礼します…」
レクチャーする香、腕につかまりつつ、…練習するあお
ひとしきりやったあとに
「…まぁ、すぐにできるようなものでもないがな」
「今後は、教えてもらったことを生かせるように気をつけてみます…!」
「…それにしても……やっぱり、こういう事が自然に出来るのって、[香山流術(調べること)]のおかげなんですか?」
「!……こんなものは、当たり前に誰でもできるものだ。」
「…(そういえば、[香山…]が嫌だったって、言ってた…)」
「……すみません、変な事、言いました……」
「………別に、当たり前の疑問だろう」
ちょっとデレる?
(アオトの屈託の無さ、無条件で慕ってくる態度に、香山の態度が軟化している?)
[香山術]を厭う香山の過去に、何があったのか気になるアオト。←入れる?
しかし、香山の思っていたよりも、柔らかい反応。
…出会った頃より、香山さんの雰囲気が、優しくなってる、かな。
だけどきっと…色々驚くような言動を取る人だけれど、それでも、優しい人だからこそ、[香山…]に対して、嫌だと思っているんじゃないのかな。殺人術だって、聞いた事があるもの。
大きく揺れる電車、再び倒れ掛かるアオト。
「すぐにできるようなものではないな」
「す、すみません…」
「おとなしくしていろ」
アオトの腕を掴んだままの香山。
照れているアオト。
(やっぱり…香山さんは、格好いいなぁ………)
YKS!じゃなくてYKK!か。
手ブロでコメ欄漫画描けるかな…?と思いながら作っていたネタなので、会話メイン。
しかも会話に////とか入れている状態ですみません。
小説として書くならきちんと描写は入れないとダメですねー。そして、////とか……orz チャットじゃないんだから。。。
誰得でもない、武道萌な話。
実際のところ、体を落とすことで、結構電車の揺れに対応しやすくなると思います。膝は常に柔らかく、揺れに対応出来るようにしておくと良い感じ……、と言いつつ、結構大きな揺れで流されかけます。合気道初心者レベルだから、修行が足りないんです…(苦笑)。あと、多分あからさまにこの体勢取ると、傍から見た時に、違和感発しまくりなんじゃないかと思います。目立たない程度に、心持ちやると良いかと。

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